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英語って「2000時間学べば話せるようになる」って聞いたけどホント?
2000時間ってすごく長いけど…どうやって達成するの?
これから英語学習を始めようとしている小さいお子さんから中高校生くらいのお子さんをお持ちのご家庭、あるいは大学生や社会人の方でも、みなさん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
英語学習をする者にとっては、無視できないけっこう気になる話ですよね。
私も情報や知識を非常に欲する人間なので、いろいろリサーチしてわかりやすくまとめてみました。
ぜひご覧になって、疑問の解決にお役立てください。
- おうち英語歴4年
- 教育学部卒:小・中・高・特支の教員免許あり
- 知育、家庭教育が大すき
- 英語教育に関心があり、自身の子育ての経験を含めて情報発信中!
英語2000時間説って何?
英語を学習している人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「英語2000時間説!」
わかりやすく言えば、「英語を2000時間勉強すれば話せるようになる!」と言われていることです。
「でも、どうして2000時間なの?」
「何を根拠に2000時間なんて言われるの?」
などいろいろ疑問が湧きますよね。
そこでこの記事では、この説の由来、2000時間を達成すると起こる変化、どのくらい勉強すればいいのかを解説します。
英語2000時間説の3つの根拠
この英語2000時間説についていろいろ情報を収集してみたら、3つのことがわかりました。
- 米国政府職員が日本語を学ぶのにかかる時間
- 欧州の語学基準CEFR
- アメリカの赤ちゃんが、英語を話し始めるまでに英語を聞いているだろう時間
【根拠1】米国政府職員が日本語を学ぶのにかかる時間
1つ目の根拠は、アメリカ国防省のFSIです。
アメリカ国防省にFSI (Foreign Service Institute ) という組織があって、仕事で外国人と接する米国政府職員に向けて、言語や文化を学ぶ研修を行っています。
そこでは、難易度別に4グループに分けられており、日本語は最も習得が難しいグループに分類されています。同じグループにはアラビア語、中国語(広東語、北京語)、韓国語があります。
この最も難しいグループの言語習得にかかる時間が2200時間とされているのです。
つまり、米国政府職員が日本語を習得するのに2200時間かかるということです。
この考えが元となり、逆方向での言語習得も同じくらいの時間がかかるはずだ、と考えられたのです。
ここから「日本人も英語を約2200時間勉強すれば英語が話せるようになる」という説が生まれたとのことです。
【根拠2】 欧州の語学基準CEFR
2つ目の根拠は、欧州の語学基準CEFRです。
欧州の語学基準CEFRとは、ヨーロッパの人がいろいろな外国語を習得するにはどれくらいの時間がかかるかの基準を表したものです。
もともとはヨーロッパだけだったのが、今では世界中で使われているようです。
こちらでも、ヨーロッパの人が日本語を高いレベルで習得するには2,200時間と書かれており、アメリカのFSIが言っているのと同じです。
【根拠3】アメリカの赤ちゃんが英語を話し始めるまでに英語を耳にする時間
3つ目の根拠は、「バイリンガルは茶の間で育つ!」という書籍からの情報です。
DVD付 バイリンガルは「茶の間」で育つ! —どの子も英語が話せる! ディズニー大好きキッズ8つの法則 ロバート・A・パーカー【中古】 |
アメリカの赤ちゃんが、英語を話し始めるまでに英語を聞いているだろう時間を推測して、日本の子どもが英語を話し始めるのにも、2000時間が必要だろうと考えられたということです。
ただし、2000時間というのは、あくまでも仮定であり科学的な根拠はないと明記されてはいました。
英語2000時間達成には残りの1000時間をどう補う?
「英語2000時間説」の根拠はいろいろありましたが・・・
いずれにせよ英語を習得するには、やはり2000時間くらいの努力は必要なのだろうということになりますね。
では「2000時間ってどのくらい勉強すればいいの?」ということになります。
まずは学校教育ですが、小学校から高校卒業まで英語の授業時間は約1000時間あります。
小学校(210時間)
中学校(420時間)
高校(450時間)
高校まで通えば、特別な努力なしで誰でも1000時間は達成するのです!
ですから残りの1000時間を自主学習で補えばよいのです。
大学に進学して英語を学ぶ機会もありますが、進学しないで高校卒業後に就職する人もいるでしょう。
つまり、これまで勉強してきた英語を「コミュニケーションの道具として使える英語」にするには高校卒業までに身につける必要があると考えます。
英語2000時間達成のためには1週間で何時間英語を勉強すればいいの?
ここからは高校卒業までに使える英語を身につけたいと想定して、具体的な取り組み方を考えてみました。
英語は小学3年生から始まるので、高校を卒業するまでの期間は10年間になります。
では「高校卒業までに英語を身につける(2000時間)達成する」には1週間で何時間勉強すればよいのでしょうか。
これを計算すると週に約2時間です。
週に約2時間自主学習をすれば、高校卒業までに英語を身につけられる(2000時間達成する)のです。
もちろん、週2時間を高校卒業まで続けたからといって誰でもペラペラ話せるようになるわけではないでしょう。
しかし、学習計画を立てる時の目安としては参考になると思います。
英語2000時間達成のための週2時間の取り組み具体例3つ
週2時間の自己学習を「え?たったの2時間でいいの?ラッキー!」と考える人もいれば「2時間も?学校の宿題で精一杯なんだけど…塾もあるし…。」と感じてしまう人もいるでしょう。
そこで週2時間の取り組み方の例を具体的にいくつか紹介します。
お子さんに合わせて、無理なく長く続けられる計画を立ててみてください。
【例1】 オンライン英会話週4回
オンライン英会話は1回約30分なので4回で2時間です。
(例) 平日3回、週末1回
【例2】 オンライン英会話週2回+英会話教室週1回
オンライン英会話2回と英会話教室(約1時間)で2時間です。
(例)平日オンライン英会話2回、週末は英会話教室
【例3】 オンライン英会話+おうち英語
アニメ、映画、英語の本などおうちでできることをしましょう。ゲームをしながら英語を学べるサービスもあります。お子さんの興味に合わせて、たくさん学ばせてあげましょう。
(例) オンライン英会話2回+英語の本を読む(30分)×2日
(例) オンライン英会話2回+英語で映画見る
(例) オンライン英会話2回+ゲームを英語で行う時間(1時間)
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実際に英語学習2000時間を超えた人たちの2つの体験談
- 学校の授業・・1000時間
- ワーホリ前・・1年間、1日2時間勉強(730時間)
- ワーホリ後・・ 3ヶ月間語学学校:1日8時間(8時間×20日間×3ヶ月=480時間)
- 合計・・・・・ 2210時間
英語学習2,000時間でできるようになったこと
- 自己紹介、挨拶、軽い会話ができる(今日の天気など一般的なトピックや自分の興味がある話題)
- ネイティブの話していることがなんとなくわかる
できなかったこと
- 映画を字幕なしで見る
- ネイティブ同士のスピーディーな会話についていくこと
- 自分の意見を日本語と同レベルで話せるようになること
- 正確な文法や単語を活用して流暢に話せる
- 学校の授業・・・・・・・・1000時間
- 英会話スクール・・・・・・週1時間×3か月=12時間
- 語学留学・・・・・・・・・150時間×4か月=600時間
- オンライン英会話・・・・・12時間×3か月=36時間
- 大学の授業+自己学習・・・400時間
- 合計・・・・・・・・・・・2048時間
英語学習2,000時間でできるようになったこと
- ネイティブの英語が70%くらい理解できる
- 第二言語で英語を話す人と会話で困ったことはほとんどない。
- 言いたいことを自分の知っている英語を使って表現できるようになった。
- 英語でニュースが読めるようになった。
できなかったこと
- 英語のイディオムに弱い
- ネイティブのポッドキャストは60%しか理解できない
- 映画・ドラマは70%くらいしか聞き取れない
- 小説を味わうことができない
まとめ:英語2000時間説は週2時間の継続でクリアできる!
英語学習2000時間を達成すれば、コミュニケーションを取るには十分なレベルに到達すると言えるでしょう。
まずは、週2時間の英語に触れる時間を作ることから始めてみませんか。
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